MOTHER2 ギーグの逆襲 - Wikipedia
『MOTHER2 ギーグの逆襲』(マザーツー ギーグのぎゃくしゅう、日本国外ではEarthBound)は、任天堂のコンピュータRPG。
MOTHERシリーズの2作目。初代『MOTHER』の発売から5年余りが経過した1994年に、スーパーファミコン用ソフトとして発売された。プラットホームがファミコンからスーパーファミコンへと代わり、グラフィックなどの向上が見られる。ゲームデザインは前作と同様、コピーライターの糸井重里が担当した。キャッチコピーは「おとなも こどもも おねーさんも。」。こちらもゲームをデザインした糸井重里自身が担当した。
ゲーム内使用音楽は鈴木慶一と田中宏和が作曲を担当した。ジャズ、ポップスを基調とした楽曲は、当時のRPGゲーム音楽にはあまり見られなかったもので、音楽容量もスーパーファミコンソフトとしては非常に大きい部類に入る。一部に糸井重里の声がサンプリングされ使われていたり、本人の知らないところで加工されBGMとしても使われている。開発中止寸前だった時、当時HAL研究所に在籍していた現任天堂社長岩田聡がプログラムを一から組み直して完成した逸話も残る。その後彼は、『MOTHER3』の発売を任天堂社長就任後に見ることになる。CMではSMAPの木村拓哉が出演。「まざつー」と延々繰り返される謎めいたコーラスが話題になった。他に2タイプ、啓タイプがオンエアされた。
『MOTHER3』発売以降、略語として「前作」とも呼ばれるようになった。これは「『MOTHER3』の前のシリーズ」という意味がある。
[編集] 本作の特徴
ゲームシステム等はドラゴンクエストシリーズに代表される当時のRPGと酷似している。シナリオの縛りは比較的薄く、映像による描写もある程度省かれている。テキストは量が非常に多く同じキャラクターでもストーリーによってセリフが変わるキャラクターも多く、本筋と関係のないような世間話をだらだらとするキャラクターがいたりもする。
[編集] 世界観
製作コンセプトは「初代『MOTHER』のリメイクをすると共に、スーパーファミコンの性能を使って初代では出来なかったことをする」というものであった[要出典]。アメリカ国内を走るグレイハウンドバスに似た「グレイハンドバス」や「I LOVE N.Y.」ロゴ入りTシャツを着たキャラクター、他にアメリカ映画のオマージュと思われる格好をしたキャラクターや、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアや、ブルースブラザーズにそっくりなバンド「トンズラブラザーズ」などが登場し、プレイ中に流れるBGMと相まって、前作に比べアメリカンテイストがより前面に押し出されている。初代『MOTHER』のラスボスである「ギーグ」の名前・主人公とその仲間の特徴・大観的なゲーム内容などを踏襲している。
世界を救うために「ギーグ」という宇宙人を倒すのが目的である。「ギーグ」という敵の名前や最終的な目的の記述がストーリーに登場することは少なく、また一般の街の人もその存在を知らないようである。このため、プレイヤーがそれを気にしながらプレイをすることはあまりない。要所にゲームのヒントを売ってくれるキャラクターが設置されている。基本的には世界各地に8つあるパワースポットを訪れることや、出会った人達を助けることで話が進む。
[編集] 戦闘システム
エンカウント方式はシンボルエンカウント方式である。フィールド上に現れる敵シンボルに触れると戦闘が開始。敵シンボルに触れるとき、敵の後ろから接触する、自分の後ろから接触される、お互いが正面から接触するかによって、戦闘での先制攻撃となるか否かされるかが決まる。敵の配置には前衛と後衛があり、一部のPSIの攻撃範囲に影響を及ぼす。また、相手よりも圧倒的にこちらが強い場合は触れた場合でも戦闘を行うことなく勝利したものとして処理される。ステージにおいてボスキャラクターを倒すと、ステージ上の敵シンボルが逃げるようになる。
HP/PPがドラムカウンターのように漸増減するようになっている。致命的なダメージを受けてもHPメーターが0になる前に回復を行えば(または戦闘が終了すれば)戦闘不能を防ぐ事が可能。
また、前作同様、「気絶」したキャラクターは戦闘終了後、天使になるが、「ダイヤ」にされたキャラクターは頭だけがダイヤになり、硬直したままになる。
味方全員が「気絶」か「ダイヤ」のいずれかになるとゲームオーバーとなり、パパからの電話でゲームを続けるかどうかを聞いてくる。ここで「はい」を選ぶと最後にセーブした場所に戻される。「いいえ」を選ぶとタイトル画面に戻る。
なお、戦闘時の背景が街や洞窟といった『景色』ではなく、サイケ調の幾何学的なアニメーションであることも特徴である。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] ストーリー
199X年のある夜、イーグルランドのはずれにある山に隕石が墜落する。そこで主人公である「ぼく」は未来の世界の危機を知らされ、世界各地に散らばるパワースポットを巡り、宇宙人ギーグを倒すため旅に出た。
[編集] 主な町・地点
オネットからフォーサイドまでは、「one」から「four」の数字が当てはめられている。
[編集] イーグルランド / EagleLand
北米大陸にある巨大な国。アメリカがモデル。
弓の木を治すためにどのように- オネット / Onett
- 「ぼく」の住む町。のどかな地方都市だが、シャーク団というチンピラがうろついている。
- また市長の人望がなく、警察が威張り散らしている。ここの警察はすぐに道路を封鎖することで有名(ギネスに挑戦しているらしい)。「ぼく」の家の裏山に隕石が落ちたことから物語が始まる。物語終盤は謎の宇宙人が町に攻め込んだことで、ほとんどの人が建物や家にこもってしまう。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDXのステージの一つにもなった。(続編大乱闘スマッシュブラザーズXの『DXステージ』にも収録)
- ツーソン / Twoson
- 「おんなのこ」が住む町。オネットより大きな都市で、デパートやヌスット広場(青空市場)、ポーラスター幼稚園、カオス劇場がある。
- スリークやフォーサイドに向かう大陸横断バス(グレイハンドバス)の発着地。
- ハッピーハッピー村 / Happy Happy Village
- ツーソンの東、グレートフルデッドの谷の先にある小さな村。カーペインターによってハッピーハッピー教が広められ、その教義によって村中が青く塗られている。
- どせいさんの家が一軒ある。
- スリーク / Threek (Threed)
- ゾンビに支配された都市。当然ながら墓場の近くはモンスターがうようよしている。墓場の奥に秘密の通路がある。ツーソンと砂漠をつなぐトンネルがオバケによって通れなくなっている。町の人達は市街地中心部にゾンビ対策本部を設置しているが大きな成果を上げられずにいる。
- 町の名前は『悲鳴』を意味する英単語『Shriek』もかけているものと思われる。
- サターンバレー / Saturn Valley
- スリークから続く地下通路の先にある村で、どせいさん達が暮らしている。
- 名前は「どせいさん(Saturn)の谷(Valley)」という意味。
- ドコドコ砂漠 / Doko Doko Desert (Dusty Dunes Desert)
- スリークとフォーサイドの間にある広大な砂漠。南東部では埋蔵金の発掘が進められている。BGMは前作のアドベント砂漠のアレンジであり、ノイズ混じりでカーステレオから聞こえているような感じになっている。
- フォーサイド / Fourside
- イーグルランド最大の大都会(おそらくニューヨークがモデル)。高層ビルが立ち並び、デパートやトポロ劇場、恐竜博物館などの商業・文化施設も充実している。町の全てをモノトリーが支配しており、警察も市民よりモノトリーが大事だと言っている。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDXのステージの一つにもなった。このステージは夜になっており、MOTHER2オープニングのUFOが出現。ただし、作中にこの規模のUFOが登場することはない。
- ムーンサイド / Moonside
- フォーサイドによく似た町。町中が暗く、町自体の構造が物理的におかしくなっている他(街よりはダンジョンに近い)、建物などは怪しい色に輝いており、人々の会話も意味不明。自由に歩き回る事ができず(歩いていても必ず見えない何かにぶつかる)、ワープを繰り返して探索する事になる。この町では、「はい」が「いいえ」で「いいえ」が「はい」という謎の法則があり、これを認識していると立派なムーンサイド人だと言われる。「まちのちず」には載っていない。探索を進めるとこの町の意外な正体が判明する。
[編集] フォギーランド / FoggyLand
イーグルランド東に位置する国。ヨーロッパがモデル。北部は寒帯で南部は熱帯である。
- ウィンターズ / Winters
- 「おともだち1」が住む地域。建物はほとんどない。北部にスノーウッド寄宿舎とショップ、タス湖を挟んだ南部にアンドーナッツ博士の研究所と「ストーンヘンジ」がある。
- サマーズ / Summers
- 南国にある浜辺の観光地。カリヨンビーチに海水浴に来る人も多い。ホテルやレストランもかなり豪華。だが観光地なだけに物価はかなり高く、金がないと分かると客であろうと暴言を吐く店主がいるほど。
- トト / Toto
- サマーズの東に隣接する港町。サマーズとはうって変わって庶民的な町並み。ここから船でスカラビに行ける。ウィンターズとは姉妹都市。
[編集] その他の地域
- スカラビ / Scarabi (Scaraba)
- 中東の雰囲気が漂う町。ツーソンのような青空市場が賑わっている。町を一歩出ると灼熱の砂漠が広がり、ピラミッドとスフィンクスがそびえ立っている。「まちのちず」ではここまでしか載っていない。
- ランマ / Ramma (Dalaam)
- チベット風の雰囲気で、東洋的な空気に溢れているチョンモ国の都。「おともだち2」が住んでいる。余談だが、「おともだち2」はこの国の王子であるためか、常に国民から礼儀正しい態度で接され女性にはモテモテである。電気等のインフラ整備はされていないが、電話機のような髪型をした行者がおり、外界との通信が可能。語源は、チョモランマ。
- 魔境 / Cursed Jungle (Deep Darkness)
- スカラビから底なしの大河を渡った先にあるジャングル地帯。湿地帯で、周囲が見えないほど暗い。また、「タカの目」を使う事によって、見えるようになる(画面が明るくなる)。湿地帯には大きな沼があり、沼の毒が体力を減らす。
- グミ族の村 / Gumi Village (Tenda Village)
- 魔境の湿地帯を越えた先にある村。無口のグミ族が住んでいる。
- 地底大陸 / The Under World (Lost Underworld)
- 魔境の地底にある広大な地域。絶滅したはずの恐竜が生息している他、地上の無口なグミ族に嫌気が差して地下に逃げたグミ族が集落を造っている。定期的に地震が発生し、その度に温泉が噴き出す。この場所のみ、一行がとても小さく表示される。
- マジカント / Magicant
- 8つのパワースポットを全て訪れると現れる、「ぼく」のこころの世界。人に話しかけると「ぼく」の心情に合わせてマジカントの色が変化する。ゲーム中、「おとのいし」で常に全8パートを聞ける状態であるのもこの場所。
- エデンの海 / Sea of Eden
- マジカントの中心にある宇宙の真理を知る事が出来る場所。「ぼく」しか近寄れない。クラーケンが出現し、最奥部には、「ぼく」の悪魔が存在している。
- 「ぼく」ひとり(プレイによってはフライングマンと探索できる)で挑む事になる他、途中に回復ポイント及びセーブポイントも存在しない。クリアすると「ぼく」が大きく成長する(能力が軒並み上がる)。
- 最低国 / The Great Under World (Cave of the Past)(諸訳あり)
- 地底大陸の最深部。しかし、「現在」にギーグがいないため、主人公たちは「過去」にさかのぼることになる。過去の最低国はギーグが待ち構えるラストダンジョンとなっている。また、過去の最低国に一度来るとプレイ中に戻る事はできない。回復手段とセーブはスタート地点のみ。
[編集] パワースポット
世界に8箇所存在する「ぼく」だけの場所。終盤までは、これらの場所を全て回り、『おとのいし』に各ステップの音楽を入れるのが目的となる。特に順番通りに巡る必要はないが、中にはたどり着くまでに手間がかかる場所もある為、ストーリー進行に沿って進むと楽。
彼らが怒っている時の男性は何をすべきか- ジャイアントステップ / Giant Step
- オネットの北西にある、巨大な足跡が1つある場所。市役所によって封鎖されている。
- リリパットステップ / Lilliput Steps
- ハッピーハッピー村の洞窟の奥にある、小さい足跡がある場所。村の住民からは、ブルーに染まらない場所として恐れられている。
- ミルキーウェル / Milky Well
- サターンバレーの温泉の洞窟から行ける、ミルクのような泉が湧き出る場所。
- レイニーサークル / Rainy Circle
- ウィンターズ南部にある、常に雨が降っている場所。地元の住民も近寄らない。
- マグネットヒル / Magnet Hill
- フォーサイドのデパート裏手の空き地。強い磁力が発せられ、金属が引きつけられて小さな山を形成している。壁に囲まれており、下水道を経由しなければ入れない。
- ピンククラウド / Pink Cloud
- ランマにある洞窟から行ける、上に乗ることが出来るピンクの雲。中央の渦巻きがパワースポット。洞窟の入り口はウサギの像で封鎖されている。
- ルミネホール / Lumine Hall
- グミ族の村の地下にある、人の心を文字として映し出す光ゴケが生息している場所。地底大陸への入り口も兼ねている。ここでのみ「ぼく」のセリフが光ゴケで表示される。
- ファイアスプリング / Fire Spring
- 地底大陸の南西にある溶岩に満ち溢れた洞窟。中心部には小さな火山がある。
[編集] キャラクター一覧
[編集] プレイヤーキャラクター
- ぼく(主人公)
- おんなのこ
- おともだち1
- おともだち2
[編集] サブキャラクター
- ママ / Mama (Mom)
- 「ぼく」の母親。見た目がアメリカンな楽天家で豪快な性格。常に家にいて、帰宅するたびに好物を出してくれる。
- トレーシー / Tracy
- 「ぼく」の妹。グッズを預かってくれる。エスカルゴ運送でも電話受付のアルバイトをしている。身内に関わらず、配達にあたりお金はとる。
- パパ / Papa (Dad)
- 「ぼく」の父親。セーブや口座への振込みをしてくれる。世界中を飛び回る仕事をしており、ゲーム中で一切姿を現さず、終始電話機を通してセリフのみが登場する。場合によっては口座に一度にかなりの額を振り込む。
- また、あまり長い時間(約2時間)ゲームを続けていると「そろそろ休め」と気づかってくれる。
- ポーキー・ミンチ / Porky Minch (Pokey Minch)
- 「ぼく」の隣宅に住む少年。何かと「ぼく」に絡んでは妨害してくる。ゲーム中では性格描写が少ないが、数少ないセリフが自己中心で生意気なものが多く、意地悪な子供っぽさを感じさせる。子供でありながら宗教の教祖や街の権力者に絡んだりする。
- ゲームが進行するごとにダークサイドに傾倒していくが、なぜ彼がそうなるのかの理由はゲーム中では全く説明されない。その動機については『MOTHER3』でうかがわせている。名前の由来は「ポーク(豚肉)」。詳しくはリンク先を参照。
- ピッキー・ミンチ / Picky Minch
- ポーキーの弟。ミンチ家では一番冷静かつ常識人である。そのため、むしろ「ぼく」の家族の方を慕っているような節も見える。ちなみに、彼も兄と同じくトレーシー曰くドアのノックの音が下品らしい。名前の由来は「ピッグ(豚)」。
- アンブラミ・ミンチ / Anbrami Minch (Aloysius Minch)
- ポーキーの父親。ことあるごとに「ぼく」の家に「何百万ドルにちょっとかける」程の金を貸していると大げさに文句を言う癖がある。後に息子のおかげで出世するが、結局は落ちぶれてしまう。名前の由来は「アブラミ(脂身)」。
- ラードナ・ミンチ / Lardner Minch
- ポーキーの母親。ブンブーンを叩き殺した張本人。夫のアンブラミを「お人よし」と言う。口が悪くすぐに手が出るタイプ。最終的にはアンブラミを見限って離婚、エンディングで再婚した。名前の由来は「ラード」。
- ブンブーン / Buzz Buzz
- 10年後の未来からやってきた生き物。PSIが使え、スターマンの息子を倒すほどの実力者だったが、ラードナに叩き殺される。本作で最初に死亡するキャラクター。マジカントに彼の小さな墓が建てられている。
- ピカール市長(G.H. ピカール)/ Mayor Geher Picarl (Mayor B. H. Pirkle)
- オネットタウンの市長。「ぼく」と会った際、自らを「G.H.(ゲー.ハー.)ピカール」と名乗る。言い換えるとハーゲーピカールになる。なお、G.H.(ゲー.ハー.
- トンズラブラザーズ / Tonzura Brothers (Runaway Five)
- ツーソンで人気のブルース集団。黒いワゴンとスピーカーから流れる陽気なリズムが特徴。各地のライブハウスを転々とするが、行く先々で人に騙される。冒険の途中では彼らと何度か遭遇し、助けたり助けられたりすることになる。
- モチーフはブルースブラザース。メンバーの名前はナイス、ラッキー、ゴージャス、オーケー、グルービー、キーボー。キーボード担当のキーボーはライブには登場するが、なぜかステージ以外では姿を見せない。
- トニー / Tony
- 「おともだち1」の親友で、スノーウッド寄宿舎に在籍している。異常とも思えるほど何かと「おともだち1」に世話を焼いてくれる。
- 物語が進むとDXスターマンに誘拐されてしまい、ストーン・ヘンジ基地にて幽閉される。
- 同性愛の嗜好を持っている人物として描かれたことが糸井本人から明言されている[1]。
- ガウス / Gaus / Maxwell
- 「おともだち1」の先輩。「ちょっとカギマシン」を作ってくれる。ちなみに、冒険の記録をつける際にプレイヤーが「おともだち1」の場合は、電話で彼との会話になる。
- バルーンモンキー / Balloon Monkey (Bubble Monkey)
- 「おともだち1」がガムを買った時にいらないからとお店の人にもらったサル。フーセンガムを膨らまして宙に浮く。女好きで後半では彼女に当たるメスザルと共に再登場する。
- ブリックロード / Brick Road
- 自称「ダンジョン男」。ウィンターズでダンジョン作りをしていて、ダンジョンというものに強いこだわりを持っているらしい。その後、彼はアンドーナッツ博士の協力を得て、自身の最高傑作ダンジョンを造る事に成功する。
- モノモッチー・モノトリー/Monomottie Monotry
- フォーサイドで絶対的支持を誇る権力者。もともとはしがない不動産屋を営んでいたが、マニマニの悪魔の魔力によって、人々を不幸にしながら、今では個人ビルまで持ち、フォーサイドの支配者するほどの地位を築き上げた。
- ポーラを誘拐した後で、ネスとジェフがマニマニの悪魔を壊した後、彼を訪ねると、すっかり怯えた弱々しい人になっている。誘拐していたポーラにも危害は加えていなかったらしく、優しげに ポーラを解放してくれる。その後ネスたちのためにヘリコプターも用意してくれたが、これはポーキーに奪われてしまった。エンディングではビルを前の経営者に返却し、エレベーターマンに落ち着く。
- アンドーナッツ博士 / Dr. Andonuts
- 「おともだち1」の父で名前はアン・ドーナッツ。ウィンターズ南部のアン・ドーナッツ研究所に住んでいる。息子とは10年も会っていない。世界的な科学者らしいが、作った乗り物はよく壊れる。物語が進むとDXスターマンに誘拐されてしまい、ストーン・ヘンジ基地にて幽閉される。
- どせいさん / Dosei-san (Mr. Saturn)
- サターンバレーに住んでいる生物。丸みのある肌色の体に、大きな鼻・太い眉毛・頭頂部の一本毛に赤いリボンをした奇妙な姿。見かけによらず科学力が高く、終盤ではアンドーナッツ博士に協力する。独特のフォントで表示される「どせいさん語」を話す。共通の口癖は「ぷー」「あらあら」「ぽえーん」など。
- チュージ・モッチー / Chuji Motchii (George Montague)
- 埋蔵金を掘り当てる夢を見ている、ショージモッチーの弟。
- ショージ・モッチー / Shoji Motchii (Gerardo Montague)
- 埋蔵金を掘り当てる夢を見ている、チュージモッチーの兄。
- タライ・ジャブ / Tarai Jab (Tarah Rama)
- ドコドコ砂漠の地下に住むランマの仙人。サル達を従え断食をしている。「ぼく」達の運命についても知っている。
- スロット・ブラザーズ / Slot Brothers
- ドコドコ砂漠の街道沿いにいる、ボディがサイコロの兄弟。壊れたスロットマシンの代わりに自らが回る。
- 名前はそれぞれ、左のリールを担当する兄のパンチョに、中央のリールを担当する弟のピンチョ。右のリールは、友人のおおしおへいはちろうが担当している。後に、APEブランドのカードゲームにもなった。
- ビーナス / Venus
- トポロ劇場にいる人気歌手。スーパースターになる夢を見て大都会へ渡った。セクシーが売りで、トンズラブラザーズと並ぶ大人気歌手である。
- ちなみに、実家がツーソンにあり、母が1人で残っている。最初の登場はトンズラブラザーズの最終日ライブで出演。
- 彼女の歌声の正体は開発スタッフの女性のものである。
- イースーチー / Yi-Si-Qi
- 「おともだち2」の師匠で育ての親である老師。
- まぼろしろうじん / Phantom elderly person
- ランマに住む仙人。時折「ぼく」達の前に風のように現れ、去っていく。「ぼく」達の運命についても知っているようだが、多くを語らない。リャンウーパーと言う本名があるらしい。
- やりのおとこ / Spire man (Noble warrior)
- 槍を持っている男。
- グミ族 / Gumi Tribe (Tenda Tribe)
- 魔境の奥地と地下大陸に住む一族。元はスカラビに住んでいたが、大人しい性格が災いして魔境の奥地に追いやられた。
- 魔境にいるのは無口な連中で、地下大陸には無口な同族に嫌気がさした連中が住んでいる。グミドリアンという非常に臭い果物が大好物。
- フライングマン / Flying Man
- マジカントに住む生き物。鳥人のような姿。前作同様に5人おり、NPCとして戦ってくれる。
- やはりHPがゼロになると墓ができるが、1人死ぬたびに墓に書かれていることがだんだんと「ぼく」に関係ないことになっていく(フライングマンからも軽蔑するようなことを言われる)。
- てんさいしゃしんか / Genius photographer
- シルクハットにメガネのおじいさんで本名は不明。特定の場所に行くと何の前触れもなく突然空から回転しながら降ってきて「ぼく」達の写真を撮り、そしてまた回転しながら飛び去る。
- とある攻略本[要出典]に「未来のぼくが手配した時間写真屋ではないか?」との記述があるが詳細は不明。撮影した写真はエンディングでママのもとへと届けられる。ちなみに、エンディングでもいつもと違った登場をする。
[編集] BC">敵役キャラクター
- スターマンの息子
- 名前通り、前作に登場した敵キャラ「スターマン」の息子。ブンブーンを追って未来からやってきた。PKファイアーαとβとフリーズαによる攻撃を得意とするが、ブンブーンがサイコシールドを使うため効かなくなっている。
- フランク・フライ / Frank Fly
- 未成年ながら、オネットの不良グループ「シャーク団」を率いるリーダー。自称「むてきのフランクさま」。金髪にサングラスと言う格好で、ナイフ攻撃を得意とし、汚い言葉を吐いてこちらのガッツを下げるなどする。さらにフランキースタイン2号という兵器を操る。
- 2連戦を制すると更生し、ジャイアントステップの秘密を教えてもらえる。エンディングではハンバーガーショップでアルバイト店員として働き、マエダ・アキラの弟子入りを目指しているようだ。
- ストロング署長 / Chief Strong (Captain Strong)
- オネット警察署長。通行封鎖されたツーソンへ行こうとする「ぼく」の実力を試そうと勝負を挑んでくる。
- 自分のことを世界一強いと思っているが、実力を認めた者へは意外と優しい。カッとなって自分の攻撃力を上げたり、「スーパーウルトラサンボマンボマーシャルアーツ」という名のサブミッションを使用してくる。
- カーペインター / Carpainter
- ハッピーハッピー村に広まる宗教「ハッピーハッピー教」の創始者。雷を操る。元は普通のペンキ屋だったが、マニマニの悪魔に魅入られてからというもの、教団を大きな力で率いるようになるも、その魔力に恐怖を覚えていた。
- 化けテント
- スリークに登場する巨大なおばけテント。ゾンビ達がこのテントを隠れ家として利用していた。はえみつを噴出し動きを封じて来る。体が布でできている為か火に弱い。
- オエップ / Oeppu
- ゲップーの配下。ひどい臭いでこちらのオフェンスを下げる。火に弱い。
- ゲップー / Geppu / Master Belch
- スリークを支配していた敵のボス。ギーグの手下でその実力は高いと言われているが、はえみつに目が無い。のちに「かえってきたゲップー」としてパワーアップし、魔境にて主人公達に再戦してくる。ゲップの音はおならとゲップがいつでも出せるというスタッフのゲップを採ったサンプリング音が使われている。
- 穴の主
- ドコドコ砂漠の発掘現場にいる5匹のモグラ。全員、自分がNo.3だと言い張る。
- デパートの怪人
- フォーサイドのデパートに現れる。「おんなのこ」を攫う。
- マニマニの悪魔 / Mani Mani Demon (Mani Mani Statue)
- 人に幻を見せて、邪悪な心を増し、悪魔のパワーをもたらす金の像。
- ライヤー・ホーランドが掘り起こした後、カーペインター、トンチキさん、モノトリーなど様々な人の手にわたり、数々の災難を引き起こす。その正体はギーグが作り出した幻影マシンであった。
- ゆだんロボ
- モノトリービル48階に登場する。ミサイルの破壊力は脅威。
- ある一般的な動力源で動いている。にもかかわらず、手巻き寿司を食べて体力を完全に回復する。
- クラーケン
- スカラビに渡航する船を襲撃してくる、シーサーペントの様な火を噴く怪獣。エデンの海でも登場する。サマーズ&トトではクラーケンのひれを使った「クラーケンのスープ」が名物となっている。
- 石像の元締
- ピラミッドに登場する。
- 帰ってきたゲップー
- 魔境にて再び戦いを挑んでくる。はえみつに目がないという弱点を克服している。
- この戦いの最中に一度パーティーから離れていた「おともだち2」が現れ、再びパーティーに加わる。
- DXスターマン
- ストーンヘンジの奥深くにいるギーグ配下。反撃のサイコシールドを纏っている上に、PKスターストームが強力。
- アップルキッド、トニー、アンドーナッツ博士、どせいさん達を誘拐した張本人である。
- 彼を倒すとスーパースターマンが落とす、「おともだち2」の最強武器が入手不可になる(当該マップに敵キャラが出現しなくなるため)。
- ?の悪魔
- エデンの海にいる。主人公である「ぼく」と同じ力を持つためか、つけた名前によって名前の最初の部分が変わる(例:主人公を「ネス」と名づけると「ネスの悪魔」に)。
- ギーグ / Gyiyg (Giygas)
- 地球征服を企む宇宙人。所有する予言マシン「ちえのリンゴ」が自身の敗北を予言した為、「ぼく」達を倒そうと様々な手を打っている。
- 前作とは違い姿形はまったく異なる。MOTHER2発売時に放送された深夜のゲーム情報番組で糸井がインタビューに答えたところ「前作のギーグはまだ未成年であり、今作は成人した(十分な成長をした)ギーグ」と説明していた。
- だが余りにも強すぎる力に自らの人格が破壊されており、主人公と対峙した時には自我は全く残っていない。その恐ろしい姿(今までのユニークな姿の敵達と違い極めて異質)とセリフからトラウマになっているファンも多い。
- 主人公に相当固執している上、おそらくゲーム中最も主人公の名を連呼するキャラ。
[編集] 「おまえの場所」のボスキャラクター
主人公のパワースポットである「おまえのばしょ」に巣食うモンスター。エンカウントSEは前作のもの、戦闘BGMは前作の戦闘BGMの一つをアレンジされたものが大半のボスに使用されている(おまえのばしょ以外のボスにも使われている事もある)。なお、主人公以外の人物が「おまえのばしょ」の入り口にいる者を調べても該当者ではない事を述べて門前払いの形で戦闘は発生しない。
- 巨大アリ
- 「ジャイアントステップ」のボス。サイマグネットαやディフェンスダウンαを使用する。気付きにくいが、アリアリブラック2体を従えている。
- 巨大モグラ
- 「リリパットステップ」のボス。体当たり、サイコシールド、ライフアップを使用する。モグラであるため、光に弱い。
- 兆年樹の芽
- 「ミルキーウェル」のボス。パラライシスαを使用する。つよいあるくめ2体を従えて襲いかかる。まばゆい光でダイアモンド状態にする攻撃も使う。火に弱い。
- 巨大キノコ
- 「レイニーサークル」のボス。胞子を撒く。火に弱い。
- 巨大ねずみ
- 「マグネットヒル」のボス。噛まれると毒に冒される事も。
- いなずま・あらし
- 「ピンククラウド」のボス。雷と竜巻を使用する。光に弱い。
- でんげきバチバチ
- 「ルミネホール」のボス。雷を使用するほか、チューチューマシン、シールドキラーも使用する。
- カーボンドッグ/ダイヤモンドドッグ
- 「ファイアスプリングス」のボス。最初はカーボンドッグと戦うが、一定のダメージを受けるとダイヤモンドドッグに変身する。同時に、反撃のシールド(シールドβ)がかかっている状態になる。
- ゲーム中最も得られる経験値が多い。
[編集] プレイヤーキャラクターのデフォルトネーム
本作ではパーティーキャラクターのデフォルトネームはとくに定められておらず、個々のプレイヤーがつけたそれぞれの名前がそれぞれの本名となる。しかし、名前入力画面で「おまかせ」コマンドに最初に表示される名前が(便宜上)正式名称として呼ばれている。同コマンドでは他にキャラクターの外見上の特徴を示す言葉や、SMAP・ビートルズにちなむ名前も用意されている。
ゲーム開始時にプレイヤーキャラクターの名前のほか、好きな食べ物と、かっこいいと思うものの入力を求められる。
以下、「おまかせ」コマンドで表示される名前を示す。表示される順に左から並べる。斜体字は通常、正式名称とされる名。
- 小説版 MOTHER2―ギーグの逆襲
- 久美沙織によって小説化された(新潮文庫より刊行)。基本設定はゲームと共通しているものの、一部に性的な行為を暗喩した描写があったり(要は下ネタ)、「おともだち1」の両足が義足になっていたり、残虐な描写が多かったり、エンディングも原作とは大きく異なったものになっていたりするなど、ゲームとは一線を画している部分がある。 ISBN 4101166145
- ゲームブックMOTHER 2―ギーグの逆襲
- 1995年、エニックス(後のスクウェア・エニックス)のレーベル「エニックス文庫」から、ゲームブック化され出版。
- マザー2―ひみつのたからばこ
- 1994年にアスペクトから出版された本ゲームの攻略本。攻略本でありながら「ぼく」の日記形式の小説のようなスタイルをとっており、「ぼく」達が書いた手書きのダンジョンマップや、よくできたコラージュや公式イラスト、公式フィギュアを用いて街並みや小道具が再現されている。ISBN 4893662872
- MOTHER2 ネスの冒険記
- 『MOTHER2』のコミカライズ作品。作者は伊藤紅丸。1993年度の『小学六年生』(小学館)にて1年間連載された。
- MOTHER2 ギーグの逆襲―スーパーチャレンジブック
- 1994年10月にエニックス から出版された本ゲームの攻略本。ISBN-13: 978-4870257818
- MOTHER1+2 (任天堂ゲーム攻略本)
- Nintendo DREAM編集部 (編集) 、毎日コミュニケーションズ (2003/07)
- MOTHER 1+2 パーフェクトガイドブック
- ファミ通書籍編集部 (編集) ,エンターブレイン (2003/8/1)
[編集] サウンドトラック
サウンドトラックと銘打っているがすべての使用曲が収録されているわけではない。ちなみには収録曲のうち#19「イナクナリナサイ」はラストの戦闘に使われる2曲のメドレーになっている。このメドレーの前半曲が「イナクナリナサイ」だという誤解が日本では広まっているが、単曲としての「イナクナリナサイ」はこの二曲のうち後半であって前半ではない。英語版などでははっきり前半部分はギーグではなくポーキーのテーマと示されている。
#22から#24までは様々な曲をDJミックスしたもの。
[編集] 曲目
- プロローグ/PROLOGUE
- 逆襲 - 眠ってる場合じゃない
- オネットのテーマ/ONETT
- 冒険をはじめよう
- ツーソンのテーマ/TWOSON
- ボーイ ミーツ ガール (BOY MEETS GIRL)
- サターンバレーのテーマ/SATURN VALLEY
- こんにちわ
- ウインターズのテーマ/WINTERS
- スノーマン - ウインターズ ホワイト - 風が吹く - タッシー!
- 作曲:鈴木慶一・田中宏和
- スリークのテーマ/THREEK
- いつかきっと
- ドコドコ砂漠のテーマ/DOKO DOKO DESERT
- 乾いたダンス (SUPER DRY DANCE)
- フォーサイドのテーマ/FOURSIDE
- 摩天楼に抱かれて
- ムーンサイドのテーマ/MOONSIDE
- ボルヘスのカクテル - ムーンサイドスウィング
- ランマのテーマ/RAMMA
- 東の果て - 旅人に聴かせる唄 - ムの修行
- 作曲:田中宏和・鈴木慶一
- サマーズのテーマ/SUMMERS
- プライヴェートな風
- スカラビのテーマ/SCARABI
- バザール - カラビナ スカ (サソリの毒) - ピラミッド
- 作曲:田中宏和・鈴木慶一・金津宏
- ダンジョン男のテーマ/DUNGEON MAN
- メガトンウォーク - エンジョイ ザ ダンジョン - 黄色っぽいサブマリン
- 魔境のテーマ/CURSED JUNGLES
- ジャングルが目をさます
- グミの村のテーマ/GUMI VILLAGE
- きけ おまえ - 落ちる落ちる
- 作曲:田中宏和・鈴木慶一
- 地底大陸のテーマ/THE UNDER WORLD
- 大地のラブソング
- マジカントのテーマ/MAGICANT
- エイトメロディーズ(記憶の底に) - ウェルカム ぼく - 夢の迷路 - エデンの海 - パワー
- 最低国のテーマ/THE GREAT UNDER WORLD
- 時空を超えろ - ロボットになる - スペーストンネル - THE PLACE(その場所)
- 最終戦闘のテーマ/FINAL BATTLE
- イナクナリナサイ
- 平和のテーマ/LOVE & PEACE
- ビコーズ アイラブユー
- エンディングのテーマ/ENDING
- グッドフレンズ/バッドフレンズ - スマイルズ アンド ティアーズ
- 作曲:田中宏和・鈴木慶一
- ルームナンバー (PSI MIX)/ROOM NUMBER
- 坂元俊介によるリミックス。主に家や店内の曲が使われている。
- フラフープ (PSI MIX)/HULA-HOOP
- 主にダンジョンの曲(松前公高による)
- ANOTHER 2 (PSI MIX)~and goes on/ANOTHER 2
- 主に戦闘の曲(坂元俊介による)
- 「ハロー!そして…グッドバイ!」「黄色っぽいサブマリン」などのビートルズネタが随所にある。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、本作の「ぼく」がデフォルト名の1つであるネスという名前で登場した。また、本作をイメージした対戦ステージ「オネット」「フォーサイド」も登場する。どせいさんや「おともだち1(ゲーム中ではデフォルト名のジェフ)」、フランクリンバッチ等がアイテムとして登場したり、キャラクターのいくつかがゲーム内フィギュアやシールとして登場している。
- キャラクター名前入力画面でキャラクターの名前を書き終え、「おわる」を選択すると「OKですか?」という声が聞こえる。これは、糸井重里の声である。また、ダンジョン男の中のBGMの「レッツ ファーフォーマン」という歌声も糸井重里であることを、田中宏和が対談の中で語っている。また、エンディング曲「Smiles and Tears」のラスト近くの「I miss you...」というボイスは音楽担当の鈴木慶一の声であることを、本人が「MOTHER1+2」のサウンドトラックのライナーノーツ内で語っている。
- このゲームのBGMの1つである「Smiles and Tears」が、北海道日本ハムファイターズに所属する今浪隆博の応援歌として使われている(それ以前は、古城茂幸(現・巨人)の応援歌として使われていた)。
- 今作に登場する場所の「ゲームセンター」のBGM(環境音に近い)には、タイトーのスペースインベーダーやナムコのゼビウス等の往年のアーケードゲームのBGMに大変よく似た曲が入り雑じっている。
- ギーグの第二段階目以降には演出上、ギーグそのものには通常の敵キャラクターのようなグラフィックがない。
- 戦闘時の背景のアニメーションは、一時期流行した「ビデオドラッグ」のCGアニメーションがヒントになっている。
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